「社外Web担当をしています」と自己紹介すると、「それって、ホームページを作る人と何が違うんですか?」と聞かれることが結構あります。
たしかに、あまり聞きなれない言葉ですよね。
ざっくり言うと、「会社の外にいる、御社専属のWeb担当者」という立ち位置です。
ホームページを作って終わりではなく、更新や保守、コラム運用、「これって誰に頼めばいいの?」という相談まで、Webまわりをまるっと引き受けます。
この記事では、実際に社外Web担当として複数の会社さんに関わっている私の立場から、できるだけ専門用語を使わずにまとめてみました。
- ホームページの情報が、何年も古いままになっている
- 社内にWebに詳しい人がいなくて、結局社長が全部やっている
- 制作会社に頼んだけど、公開したあとは誰に相談したらいいかわからない
- SNS、ホームページ、LINEがバラバラで、つながっている感じがしない
- 専門用語で説明されても、正直よくわからない
- 社外Web担当がどんな役割なのか
- 制作会社への依頼や、社内で担当者を置くこととの違い
- 社外Web担当に頼めること・頼めないこと
- どんな会社さんに向いているのか
社外Web担当とは「会社の外にいる、Web担当者」のこと

社外Web担当は、Web担当者がいない会社さんの代わりに、外部からWebまわりをまとめて引き受ける役割です。
大きな会社だと、広報やマーケティングの部署に「Web担当」がいることが多いですよね。でも、個人事業主さんや小さな会社、店舗だと、そこまで人を置くのはなかなか難しいのが現実だと思います。
そういう会社さんに対して、
- ホームページを作る(リニューアルする)
- 公開後の更新や保守をする
- コラムや実績を積み上げて、検索から見つけてもらえるようにする
- 数字を見ながら、次にやることを提案する
ということを、「御社のWeb担当」として継続的にやっていくイメージです。
ちなみに私は、今は13社のサイトを、月額契約で継続して担当しています。飲食店、接骨院、結婚相談所、記帳代行、ビジネススクール運営者さんなど、業種は本当にばらばらです。
なぜ私が「社外Web担当」と名乗っているのか

私はもともと、キッチンメーカーでの提案営業や、レストラン向けの営業職をしていました。
営業時代は新規だけでなく既存のお店のフォローも担当していて、関わった飲食店は100店舗以上。
そこで学んだのが、「契約して終わり」ではなく、そのあとも関わり続けることで信頼が生まれる、ということでした。
ホームページは、新築の家と同じだと思っています。公開した瞬間が一番新しくて、何もしなければそこから少しずつ古くなっていきます。
せっかく費用をかけて作ったのに、「お知らせが2年前のまま」というサイト、結構あるんですよね。
しかもホームページは、毎日見られるものではありません。取引やお問い合わせの前に会社名で検索されたその瞬間に、今の会社がきちんと伝わる状態かどうか。
そこが大事だと思っています。
それで、私は「作る人」よりも「作ったあとも一緒に育てる人」でいたいと思うようになり、その役割を一言で伝わるように「社外Web担当」と名乗ることにしました。
制作会社・フリーランスへの「制作依頼」との違い
一番大きい違いは、関わる期間と、相談できる範囲です。
| 制作の依頼 | 社外Web担当 | |
|---|---|---|
| 関わる期間 | 公開まで | 公開後も継続 |
| 主な仕事 | サイトを作ること | 作る・守る・育てること |
| 公開後の修正 | その都度の依頼・見積もり | 月額の範囲内で対応 |
| 相談できること | サイトのこと | サイト・SNS・LINE・チラシなどWebまわり全般 |
| 事業の理解 | 制作に必要な範囲 | 長く関わるほど深まる |
もちろん、制作だけを頼むのが合っている会社さんもあります。
社内に更新できる人がいるなら、それで十分だと思います。
ただ、「公開したあと、ちょっとした修正のたびに見積もりを取るのが面倒」「担当者が変わるたびに一から説明している」という場合は、社外Web担当の方が楽になるはずです。
社内でWeb担当者を置くのとの違い
社内に担当者がいると、すぐに声をかけられるのが一番の強みです。一方で、
- Webに詳しい人を採用・育成するのに時間とコストがかかる
- 小さな会社だと、Webの仕事だけでは専任にするほどの業務量にならない
- その人が辞めると、ログイン情報もやり方もわからなくなる
という壁もあります。特に3つ目は、本当によく聞く話です。
社外Web担当なら、月額で必要な分だけ外部に任せられます。
社長やスタッフさんは、本業に集中できる状態を作れるのが大きいかなと思います。
社外Web担当に頼めること・頼めないこと
「何を頼めばいいかわからない」という声も多いので、私の場合の範囲をそのまま書いておきます。
【頼めること】
- ホームページの制作・リニューアル(WordPress)
- 原稿がそろっていなくても、ヒアリングと調査をもとにした文章の叩き台づくり
- 保守:バックアップ、WordPressやプラグインの更新、セキュリティチェック
- お知らせ・実績・イベント・メニューなどの更新
- コラムの企画・入稿、YouTubeやイベントの内容を記事にして残すこと
- Search Consoleでの検索状況の確認と、次にやることの提案
- バナー、チラシ、看板、LINEリッチメニューなどの販促物
- 「これって誰に頼めばいいの?」というWebまわりの相談
【他の専門家にお任せした方がいいこと】
- 会員機能や外部連携が複雑な、大規模なシステム開発
- 即日納品や、24時間対応が前提のサポート
ここは正直にお伝えしています。
私が引き受けない方がいいと判断したときは、「これはシステム会社さんに頼んだ方がいいです」とお伝えすることもあります。
もうひとつ大事にしているのが、必要のない運用まではおすすめしないことです。
たとえば、地域密着でリピーターさんの予約が埋まっている接骨院さんには、コラムを無理に続ける必要はないとお伝えしています。
私の社外Web担当の進め方

制作の打ち合わせは、「何を載せたいですか?」から始まることが多いと思います。
でもWebが専門でない方にとって、これって結構答えにくい質問なんですよね。
なので私は、本格的な打ち合わせの前にこちらで下調べをします。
- 今のサイト、SNS、同業他社、検索結果などを調べる
- 「誰に・何を・どの順番で伝えるか」をマインドマップで整理する
- 画面で見られるデモサイトを先に作る
- それを見ながら、「ここは違う」「これを足したい」と一緒に答え合わせをする
叩き台が目の前にあると、「なんか違う」も言葉にしやすくなります。
先日も、デモサイトを見ていただいた打ち合わせで「もう全部お任せしたい」と言っていただけました。
下調べや叩き台づくりにはAIも使っています。
ただ、それは安く作るためではなく、人手が限られていても公開後の運用までしっかり回すためです。
そしてこれからは、制作に公開後6か月間の初期運用サポートを含めた形でご提案していきます。
バックアップや更新、お知らせの投稿、月1回の検索レポートなど、作ったあとの運用を実際に体験してもらってから、その会社に合った続け方を一緒に決めていきます。
社外Web担当がいると、何が変わるのか

実際の例をひとつご紹介します。
クラフトビールを通じた地域創生に取り組むGoodBeer&Friendsさんは、もともと1ページのサイトと、外部のブログサービスにコラムを書いている状態でした。せっかく書いた記事が、自社サイトに積み上がっていかないんですよね。
そこで2026年4月にWordPressへリニューアルし、毎週のコラムを自社サイトに貯めていく形に変えました。その結果、
- 約3か月で、検索結果への表示が合計約7万回に
- お問い合わせが約2日に1回のペースで届くように
- 事業内容や考え方を理解したうえでのお問い合わせや、メディア掲載のご依頼が増えた
という変化がありました。
もちろん、これは中身のあるコラムを毎週続けている事業者さんの力があってこそです。
記事を書いているのはライターさんで、私はそれがきちんと読まれてサイトに積み上がっていくように、運用と入稿を担当しています。
もうひとつ、起業家向けのコミュニティを運営するHeroMakerさんでは、イベントやYouTubeの内容がSNSで流れていってしまうのがもったいないと感じて、記事としてサイトに残すことをこちらからご提案しました。
今では、イベントのたびにレポート記事を作り、活動の軌跡がサイトに積み上がっています。
こんな会社さんに向いています
- Web担当者を一人雇うほどではないけれど、誰かに任せたい
- 事業は動いているのに、ホームページだけ昔のままになっている
- 実績やイベント、お客様の声など、発信できる材料はあるのに眠っている
- 社長やスタッフが、本業の合間にWebを抱えている
- 細かく指示を出すより、事業を理解した人に任せたい
ひとつでも当てはまるなら、社外Web担当という選択肢も頭の片隅に置いてもらえたらうれしいです。
まとめ

社外Web担当は、「ホームページを作る人」ではなく、「作ったあとも一緒に育てていく人」です。
- Web担当者がいない会社の代わりに、外からWebまわりを引き受ける
- 制作だけでなく、更新・保守・コラム運用・改善提案まで継続して関わる
- 社長やスタッフさんは、本業に集中できる
Webは、作った瞬間がゴールではなくて、そこからがスタートだと思っています。100点になるまで悩むより、一旦公開して、数字を見ながら少しずつ良くしていく方が、結果的にうまくいくことが多いんですよね。
「ホームページをどうしたらいいかわからない」という段階でも大丈夫です。
今のサイトをそのまま使えるのか、作り直した方がいいのか、そもそも今何かをする必要があるのかも含めて、一旦お話ししながら整理できればと思います。
無料相談はいつでもお待ちしております。お気軽にご相談ください。


